
GPS 津波計実海域実験概要
GPS津波計の特徴
GPS津波計は,従来の加速度計を用いたブイ型観測機とは異なり,高精度かつ安定したGPS位置情報の取得を行っているため,波浪の計測はもとより,これまで困難であった沿岸・沖合における津波・潮位の観測が可能です.
実海域試験の目的
沖合実海域での耐久性,観測値の精度検証及びデータ伝送機能の確認を目的としてます.また,インターネット網 を利用したより質の高いデータ公開技術の開発を目指しています.
試験機の機器仕様
GPS津波計観測ブイは,右図に示すようなスパー型.
・ ブイ本体部:径 3.4m ,全長 4.0m ,喫水 1.5m ( L.W.L )
・ デッキ上部:高さ 6.0m , GPS ,無線アンテナ等を搭載
・ ブイ全体:全高 16m ,重量 16ton
・ 駆動電源:太陽光発電 ,バッテリー
係留は、66mm と 111mm 径のチェーンによる1点係留です.
試験機の観測仕様
観測システムの概念を下図に示します.GPS津波計では,1秒間隔で観測を行い,データを無線で室戸岬測候所 へ伝送し,測候所からサーバへ一旦送られた観測結果は,インターネット上に配信され,一般に公開されます.観測は,GPS測位だけでなく,風向・風速,気圧,水温,検証用の加速度データなども常時計測します.

設置海域
室戸岬沖合南南東約 13km
北緯 33 ° 08 ′ 26 ″
東経 134 ° 12 ′ 10 ″
水深:約 100m
設置予定日: 2004/4/11